演奏家が集うコンサート [コンサート]

6月10日(月)渋谷オーチャードホールは大変な事になっていたようですね。日本の名高い演奏家が一堂に集結していたのです。誰のコンサートかと言えばマキシム・ヴェンゲーロフでした。この日はチェリストに宮田大、ピアニストに清水和音、指揮者に広上淳一、オーケストラ東京フィルハーモニー交響楽団とそうそうたるメンツ。私も行ってみたかったなと思っています。ツイッターだけの情報だけでも客席にはギトリス、中澤きみ子、高嶋ちさ子、今野均、寺下真理子、水野由紀、は確認できましたがおそらく他にもいたでしょうし、関東のオケのメンバーであったり、ヴァイオリンの講師であったり生徒さんだったり、音大生などが沢山いたことが容易に想像がつきます。いったいどのような会場だったのでしょうね。

そして翌日6月11日(火)場所は変わって兵庫県立芸術文化センターでヴェンゲーロフのリサイタルが開催されました。この日は少し怪しい雲行きにも関わらずなんとか天気はもってくれまして、この日は250ccのスクーターで出かけたのでございました。電車だと家から1時間は掛ってしまいますが、バイクだと30分程度でかなり時短できます。実はここだけの話、芸文の駐輪場は分かりにくいためか、それとも公共交通機関でくるのが多いためか、駐車場もそこそこあるためか、いつもガラ空きなんですよね。余裕の駐輪を決めていざホールへ、到着した時すでに開場していまして、入ってツイッターをチェックしようと思いましたが、なぜか重い。焦らされてる間に開演も迫ってきたので着席。

K目線カメラ

DSC_0258.JPG

芸文至上最良の前から6列目のええ席をゲットできました。SS席15,000円でした。私のような庶民にはとても贅沢な金額&座席でございました。でも今日ここに座って感じた事はやはりこのホール響きに関してはもうひとつというお墨付きの印象が残ってしまいました。今回で芸文は先月のヒラリーはんの時以来4回目後ろ、右、左、中央前と座ってきましたが、どれもヒット感なしでした。奏者が悪いと言っているのではなく、ホールが響いてきません。

プログラム

G.ヘンデル        ヴァイオリン・ソナタ第4番 ニ長調 作品1-13

L.V.ベートーヴェン   ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 作品96


休憩20分


C.フランク         ヴァイオリン・ソナタ ィ長調

C.C.サン=サーンス  ハバネラ ホ長調 作品83

C.C.サン=サーンス  序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28


19:00開演

ピアノ  パグ・パピヨン

(>_<)\(-o-)コラ~それはどちらも犬の名前やがな!

m(__)m すみませんバグってしまいました。

正確にはピアノ  ヴァグ・パピアン


前半ヴァイオリンソナタが2曲続きます。おそらくどちらも聴くのは初めてですが終始心地よく聴かせて頂いて、来る前に恒例の眠眠打破を飲んできたのでありますが、それを打破されかけて危うく落ちるところまで行きました。恐るべしヴェンゲーロフ。2曲目の第4楽章のピアノとの掛け合いはとても楽しく聴かせていただきました。

休憩時間になって眠気覚ましにコーヒーとチーズケーキを頂きました。ケーキをつまんでいると見覚えのある方を発見しました。以前に何度か演奏を聴きに行った事のあるチェリストの奥田なな子さんを発見しましたが、ケーキをつまんでいたため話し掛ける事なく気付けば見失っていました。やはり芸文でも演奏家はいましたね。この会場に入ってきた時のヴァイオリンケース担いでる人の数半端なかったです。先月のヒラリーはんの時よりも多いと思いました。また顔は知らないですが、明らかに演奏家ですっ!感じの人ばかりでした。この日は関西の音楽関係者が一堂に会した感じでした。あちらこちらで顔見知りの挨拶が飛び交っていました。

続いて後半はフランクのソナタからで、笑里さんファンであれば誰もがご存じの曲ですね。この全楽章を聴くのは、私が初めて笑里さんのリサイタルに行った宝塚のベガホール以来の3年振りになります。4楽章以外はやはり馴染がなくあまり知らないのが現状ですが、3楽章はかなり泣きのヴァイオリンが入っていましたね。そしてクライマックスの4楽章、久しぶりに生で聴けて楽しかったです。そしてやはり聴き比べをしてしまうのですが、今回はやはりヴェンゲーロフ色でして、私個人的には聴き慣れているからか笑里色に染まっているからかは知りませんが、笑里さんの演奏する方が好きです。ヴェンゲーロフのフランクソナタを聴きながら、また笑里さんのフランクソナタ聴きて~!って思っていました(笑)
続いてハバネラ、これもお馴染そして同じベガホールで聴いたのが最後。いや~この曲も盛り上がります。激しいボウイングと左手、ハラハラドキドキさせてくれますね。でもこの曲も笑里さんの方が好きだな~と思っておりました。そしてプログラム最後の曲ですが、これは確か中澤きみ子様のCDで確か聞いたと思うのですが、ヴェンゲーロフの方がかなり力強く弾いているように感じました。こうして聴き比べなど個人的に楽しみながらも時間が過ぎて行くのでありました。

カーテンコールの後アンコールは2曲

ヴェンゲーロフ本人がマイクなしで昨年と同じように自ら曲目を言いましたが、聞き取れた人はほとんどいなくて???でしたが、とりあえず拍手をして見事ごまかしたように思えました。(笑) この曲を聴いてみて、何処かで聴いた曲では間違いないのですが、曲目は全然思い出せませんでした。続きましてもご本人が曲紹介しました。ブラームスのハンガリー舞曲です。これは私を含めてほとんどの方が聞き取れました。先週オケで聴いたばかりで、イントロに関してはオケの方が音量も音圧もあり迫力がありましたが、演奏途中超絶技巧技巧を披露して場内を沸かせる場面もありました。隣に知人がいる人は隣を見合わせて、今の凄い的な感じで歓喜とため息が混じるような感じでした。カーテンコールも3度ほどあり、終演しました。どれもとても素晴らしくてとても楽しい気持ちでいっぱいでした。去年の東京のスタンディングオベーション程の感動はなかったのですが、とても気持ちのよい時間を過ごせました。終演後は楽しみのサイン会と思いきや、トイレで用を済ませて出てくると蜘蛛の子を散らしたように皆さん帰って行きました。記念と言う事で1枚だけCDを購入させて頂きました。そして、アンコールの1曲目が何だったのか気になったので、何処かに掲示されていないかなと思って探したのですが、見つからず断念。そしてどうやらサイン会も無さそうなのですごすごと退散しました。やはりホールなのでしょうか曲目なのでしょうか、昨年のような超感動が無かったのは残念ですが、凄い楽しめたので、また東京で日にちが合って行ける時は行ってみたいです。なんとなんと明日はというか今日ですが、また東京に戻ってサントリーホールでリサイタルのようです。この当日もホテルで0時から4時まで練習されてたいうことですから、ほんとにタフですよね。



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cafe-zeroの店長

マキシムちゃんに再会したかったけどちょっと時間的に無理でした残念
 (>_<)
アンコール曲もしかして「夢のあとに」では?Flagshipのふぇーすぶっくでそんな事書いてました。去年と同じハンガリー舞曲1ですか?5かな?
by cafe-zeroの店長 (2013-06-12 22:33) 

あつし_makibao

庶民の私はcafeのマキシムさんで我慢しようかな●^^●
by あつし_makibao (2013-06-12 23:17) 

MR.K

店長 ナイス コメントありがとうございます

店長も忙しいお人

店長さすがです、アンコールは夢のあとにのようです。英語だったのかロシア語だったのかすら私はわかりませんでしたからね (笑)
そしてハンガリー舞曲は第5番で、12日のリサイタルは金子三勇士さんも来ていたようでアドリブが入っていたようです。まあ私にはアドリブだったのかどうかも分かっていませんでしたけどね(^_^;)
そしてフランクのソナタ第3楽章、私が泣きのヴァイオリンと称していたものですが、この楽章には三勇士さんも感動していたようですので、感性が似てて良かった~って思いました(^^♪

by MR.K (2013-06-14 00:02) 

MR.K

あつしさん ナイス コメントありがとうございます

cafeのマキシムさんギャラ結構しますよ!
普段から庶民に手が届かないものばかり食べてますからね(笑)

あと行きたいコンサートで断念したのがベルリンフィルで、一番高いお席で諭吉4人入ります!
ペアで買って演奏家の女性を誘えば行ってもらえちゃう率上がるかもよ♪
by MR.K (2013-06-14 00:09) 

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